「買ってから後悔した」という声を、ゼロにしたい。
突然ですが、こんな経験はありませんか?
「電子レンジの使い方、なんとなくわかってるつもりだった。
でも、いつの間にか庫内が茶色く焦げてきた。数年で買い替えることになった。」
実は、オーブンレンジって正しく使えば10年近く現役で働いてくれる家電なんです。
でも多くの方が、取扱説明書を読まずに使い始め、気づかないうちに製品を傷めてしまっています。
今回は、東芝のスチームオーブンレンジ ER-D70A について、取扱説明書を徹底解析した上で「買う前に知っておきたい全知識」をお届けします。
故障しやすさ、節電の方法、長持ちのコツまで。読み終えたとき、きっと「これを先に知りたかった!」と感じていただけるはずです。
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家電製品の使い方や特徴を紹介している、谷口ちひろです。
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ER-D70A の最大の魅力:これが「角皿式スチーム」の正体
東芝 ER-D70A は「角皿式スチーム※オーブンレンジ」と位置づけられており、付属の角皿にお湯を注いで水蒸気を発生させる調理方法を採用しています。
このスチームの仕組みがとにかくよくできています。
専用のスチームタンクを水洗いする必要がなく、角皿に水を入れるだけ。
だからお手入れが驚くほど簡単なんです。
主な性能をまとめるとこうなります。
| スペック | 内容 |
|---|---|
| 総庫内容量 | 26L |
| レンジ最高出力 | 1000W(最大3分、通常は600W) |
| 自動メニュー数 | 85メニュー |
| ヒーター | 上800W・下350W |
| 温度調節 | 100〜250℃(発酵は30〜45℃) |
| 外形寸法 | 幅480×奥行390×高さ350mm |
| 重量 | 約14kg |
| 年間消費電力量 | 73.4kWh/年 |
赤外線センサー搭載で食品の表面温度を自動で検知し、「お好み温度」設定(−10℃〜90℃)で冷凍アイスをちょうどよい硬さにしたり、バターをクリーム状にしたりといった細かい温度コントロールも可能です。
これが「故障しやすさ」の正体。部品の数から考える
家電の故障リスクは、内蔵されている電気部品の数と密接に関係しています。
部品が多いほど、どこかが壊れる確率は高くなります。
ER-D70A に搭載されている主な電気部品を見てみましょう。
- マグネトロン(電波を発生させる部品)× 1
- 電子基板(制御用)× 複数
- 赤外線センサー(食品温度検知)× 1
- 上ヒーター・下ヒーター × 各1
- 冷却ファン用モーター × 1
- 庫内灯(LED相当)× 1
- ドア安全スイッチ × 複数
これだけの部品が入っています。シンプルな電子レンジ単体と比べると、ヒーターやセンサーが加わっている分、部品点数は明らかに多くなります。つまり、正直に言えば「故障の可能性ゼロ」の製品ではありません。
ただし、これには大事な前提があります。
「使い方」が故障リスクに直結するのです。次のセクションで詳しくお伝えします。
故障を「自分で防ぐ」ための7つの予防策
取扱説明書を読み込んで気づいたことがあります。
「故障」と思われるケースの多くは、実は使い方の問題で防げるものばかりです。
① 庫内の汚れはその日のうちに拭き取る
これが最重要です。庫内に油や食品カスが残ったまま加熱すると、電波がその汚れに集中して火花が出たり、発煙・発火につながります。さらにさびの原因にもなります。
お手入れのルール:
- 調理後、庫内が冷めたらかたく絞った濡れ布巾で全面を拭く
- そのあと、1時間程度扉を開けて自然乾燥させる
これだけです。毎回5分もかかりません。
② 吸気口のほこりを定期的に掃除機で吸う
本体正面下部に吸気口があります。ここにほこりがたまると、電気部品を冷却できなくなり、故障の直接原因になります。月に1回、水受けをはずして掃除機で吸うだけでOKです。
③ 水受けをこまめに空にする
レンジ加熱のたびに食品から蒸発した水分が水受けにたまります。これをそのまま放置すると、さびの原因になります。
④ 庫内底面への衝撃・急冷を避ける
庫内底面は耐熱ガラス製です。冷凍食品をそのまま熱い庫内に入れたり、水をこぼすと熱衝撃でひびや割れが発生することがあります。
⑤ 扉パッキンを大切に扱う
扉パッキンは取り外しできません。強くこすったり引っ張ったりすると蒸気漏れの原因になります。汚れは「やさしく拭き取る」だけにしましょう。
⑥ コンセントは単独15A以上のものを使う
タコ足配線・延長コードは使わないこと。電圧が下がると加熱不足になるだけでなく、火災・感電の原因にもなります。
⑦ 長期間使わないときはプラグを抜く
絶縁劣化による漏電火災を防ぐために、長期間使わない場合は必ず電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。
電気代はいくらかかる?実際に計算してみた
ER-D70A の消費電力は、レンジ使用時が最大1430W、ヒーター加熱時が1220Wです。
レンジ600Wで1回5分あたためたとき
600W × (5/60時間) ÷ 1000 × 27円 ≒ 約1.35円
オーブン200℃で30分使ったとき
1220W × 0.5時間 ÷ 1000 × 27円 ≒ 約16.5円
年間消費電力量は73.4kWh/年なので、年間の電気代目安は約1,982円(27円/kWhで計算)。1ヶ月あたり約165円です。これは非常に省エネな数字といえます。
節電のコツ:
- 「オートパワーオフ機能」が搭載されており、扉の開閉がない状態で5分経過すると自動で電源が切れます
- 待機時の消費電力は「0W」です(扉が閉まった状態でプラグを挿しているだけなら電力ゼロ)
周囲の人・環境への影響は?
電波について
マグネトロンから発生する電波(2450MHz)は調理に使われますが、扉をしっかり閉めた状態であれば外部への電波漏れはありません。ただし、テレビ・ラジオ・アンテナ線からは4m以上離して設置することが推奨されています。また、近くで無線LAN機器を使用する場合、通信性能が低下することがあります。
排気について
ヒーター加熱時(特に初回のカラ焼き・脱臭時)は煙や臭いが出ることがあります。これは故障ではなく仕様です。小鳥などの小動物は別の部屋に移動させ、換気扇を回し窓を開けて使用することが必須です。
設置スペースについて
壁との間隔に注意が必要です。
上方10cm以上、左方1.5cm以上、右方4.5cm以上のスペースが必要です。排気口は背面・側面にあります。
どんな人に向いているか?ズバリ診断
こんな方にピッタリです:
- ひとり暮らし〜2人家族で、ほどよい機能を求めている方
- スチームを使った本格料理(フランスパン、シュークリームなど)に挑戦したい方
- 操作がシンプルで、自動メニューが豊富な機種を求めている方
- 設置スペースがあまり広くない方(横幅48cmのコンパクト設計)
こんな方には別機種を検討することをおすすめします:
- 業務用途(飲食店など)には使用不可と明記されています
- 家族が多く、大容量(30L以上)が必要な方
- スマートフォン連携や高度なAI調理機能を求める方
アフターケアについて
保証期間は購入日から1年ですが、マグネトロン(発振管)のみ2年保証です。
補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後8年です。
修理が必要な場合は、東芝生活家電ご相談センター(0120-1048-76)へ。
出張修理の申し込みも可能です。
製品寿命の目安: 家電製品の一般的な設計寿命は5〜7年とされています。
ただし、今回ご紹介したお手入れを継続することで、部品保有期間(8年)いっぱい使い続けられるケースも十分あります。
廃棄するときの方法
ER-D70A を廃棄する際は、お住まいの市区町村のルールに従ってください
(取扱説明書にも明記されています)。
一般的には「小型家電リサイクル法」の対象品として、自治体の回収ボックスや家電量販店の回収サービスが利用できます。
マグネトロンなどの素材は適切なリサイクルが必要なため、燃えるゴミや燃えないゴミとして捨てることはできません。
まとめ
東芝 ER-D70A は、シンプルな操作と豊富な自動メニュー、そして角皿スチームという独自機能を持った実力派モデルです。正しくお手入れさえすれば、長く安心して使える製品です。
「汚れたらすぐ拭く」「吸気口を月1回掃除する」「コンセントは単独で使う」
——この3つを守るだけで、故障リスクは大幅に下がります。
毎日使う家電だからこそ、ちょっとした習慣の積み重ねが、製品寿命を大きく伸ばしてくれます。
ぜひ参考にしてみてください!
以上
快適な生活のために、家電に愛を!
参考になったでしようか。
皆さんの役に立ったら、うれしくお思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

