今回は少し踏み込んで、東芝 AW-7GM4 の「壊れやすさ」について検討した結果をお話しします。
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家電製品の使い方や特徴を紹介している、谷口ちひろです。
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洗濯機を買うとき、誰もが気になるのが
「すぐ壊れないか」
「手間がかからないか」ですよね。
カタログには書いていない、でも知っておくべき真実。
それを検討したので、お伝えします。
この洗濯機、故障しやすい?部品構成から見える真実
電気部品の数を数えてみた
故障のリスクは、電気部品の数に比例します。
シンプルな構造ほど、壊れにくい。
これは家電の鉄則です。
AW-7GM4 の主要電気部品:
- 制御基板:1枚(全体の司令塔)
- 駆動モーター:1個(洗いと脱水を兼用)
- ふろ水ポンプ:1個
- 水位センサー:1個
- 洗濯量センサー機能:モーターの負荷検知で実現
- ふたロック機構:1個
- 給水弁:1個
合計で約7つの主要電気部品です。
これ、実は「かなり少ない」んです。
乾燥機能付きだと、ヒーター、乾燥用ファン、温度センサー、湿度センサーなどが追加され、電気部品は15個以上になります。
結論:AW-7GM4 は、故障リスクが「低め」の設計です。
故障しやすい部品ランキング
家電修理の現場データから見ると、洗濯機で故障しやすい部品トップ3は:
1位:排水ポンプ(使用5~7年で交換のケースが多い)
排水のたびに動くので、最も酷使される部品です。
糸くずや異物が詰まると、さらに負担が増えます。
AW-7GM4 の場合、糸くずフィルターが2カ所あり、排水経路への異物流入を防ぐ設計。つまり、ポンプへの負担が軽減されています。
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2位:ふたロック機構(使用3~5年で不具合が出ることも)
開け閉めのたびに動く機械式の部品。
特に、ふたを強く閉める癖がある方の家では早く劣化します。
予防法:ふたは「そっと閉める」。勢いよく閉めると、ロック部品に衝撃が加わって寿命が縮みます。
3位:給水弁(使用7~10年で劣化)
水道水に含まれるカルキやゴミが、弁の動きを悪くします。
予防法:給水口のフィルター掃除。月1回、歯ブラシで軽くこすってください。これだけで給水弁の寿命が大きく変わります。
意外と丈夫な「モーター」
モーターは壊れにくい部品です。
理由は、日本メーカーの品質管理が優れているから。
ただし、異常振動が続くと軸受けが摩耗します。
洗濯物の片寄りを放置せず、その都度直すこと。
これがモーター長持ちの秘訣です。
手間はかかる?日常メンテナンスの実態
毎回必須の作業:1つだけ
糸くずフィルターの掃除
これだけです。時間は30秒。ツメを押してパカッとはずし、
ネットを開いて、ゴミをポイ。2カ所やっても1分かかりません。
「面倒くさい」と感じますか?
でも、これをサボると排水トラブルが起きて、結局もっと面倒なことになります。
週1回推奨の作業
「槽乾燥」コース
洗濯物を入れず、ボタン2つ押すだけ。
60分間、自動で槽内を乾燥させます。
この間、あなたは何もしなくていい。
テレビを見ていても、買い物に行っていてもOK。
終わったらブザーで教えてくれます。
つまり、「手間」というより「習慣」の問題。
週1回、このボタンを押す習慣さえつけば、槽内のカビ予防ができます。
月1回やるべきこと:2つ
1. 槽洗浄コース 塩素系漂白剤300mLを入れて、スタートボタンを押すだけ。70分後には槽がピカピカです。
2. 給水口フィルター掃除 給水ホースをはずして、フィルターを歯ブラシで掃除。これで給水の勢いが保てます。
月1回、各5分程度。合わせて10分の投資で、洗濯機の寿命が数年伸びると考えれば、やる価値はありますよね。
他の家電と比較すると?
実は、洗濯機は「手間がかからない家電」の部類です。
エアコンはフィルター掃除が2週間に1回。加湿器は毎日の水交換とタンク洗浄。冷蔵庫は定期的な霜取り(自動霜取りでない場合)。
それに比べれば、洗濯機は使用後に糸くずを捨てるだけ。かなり楽な部類です。
自分で修理できる?DIY可能範囲を見極める
絶対に自分でやってはいけない修理
電気系統・モーター関連
感電のリスクがあります。
制御基板やモーターの修理は、絶対にプロに任せてください。
ふたロック機構 安全装置なので、素人修理は危険です。
ふたロックが壊れたまま使うと、運転中にふたが開いて、大ケガにつながります。
自分でできるメンテナンス範囲
1. 糸くずフィルターの交換
部品コード:42044917で、販売店で購入可能。はめ込むだけなので、誰でもできます。価格は500円前後。
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2. 排水ホースの交換
排水ホースの先端が破れたり、穴が開いたりしたら、別売の排水延長ホース(42040746、約1,000円)に交換できます。
手順:
- 古いホースをはずす
- 新しいホースを差し込む
- ホースバンドで固定
工具は不要。5分で完了します。
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3. 給水ホースの交換
給水ホースが劣化したら、別売の給水延長ホース(長さ0.5m~5mまで選択可能)に交換。ただし、水栓との接続部品(ホース継手、部品コード:42044930)も一緒に交換することをおすすめします。古い継手は、ゴムパッキンが劣化して水漏れの原因になるためです。
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グレーゾーン:排水口の詰まり
自分で対処できる場合と、業者を呼ぶべき場合があります。
自分で対処できるケース:
- 排水口の手前で詰まっている
- 排水トラップに糸くずが溜まっている
対処法:ゴム手袋をして、排水口カバーをはずし、トラップに溜まったゴミを取り除く。その後、パイプクリーナーで洗浄。
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業者を呼ぶべきケース:
- 排水管の奥で詰まっている
- 何度掃除しても改善しない
- 悪臭がひどい
費用は8,000~15,000円程度。
でも、無理に自分でやって配管を傷めると、もっと高額な修理費用がかかります。
故障を予防する5つの具体策
予防策1:洗濯物のポケットチェック徹底
硬貨、ヘアピン、おもちゃのパーツ。
これらが排水ポンプに入り込むと、ポンプが故障します。修理代は15,000~25,000円。
毎回のチェックは面倒ですが、1回のチェック時間は10秒。
年間365回チェックしても、たった60分程度です。
予防策2:洗濯機の水平設置を定期確認
床が傾いていたり、調節脚が緩んでいると、脱水時の振動が大きくなり、モーターや軸受けに負担がかかります。
3カ月に1回、洗濯機を軽く揺すってみてください。
ガタつきがあれば、前脚左右2カ所の調節脚を回して調整。
水準器があればベストですが、なければスマホの水準器アプリでも十分です。
予防策3:給水ホースの接続部を月1チェック
接続部のゆるみは、水漏れの前兆です。
手で触って、ぐらつきがないか確認。
少しでもゆるんでいたら、手で締め直す。
これだけで、床が水浸しになる事故が防げます。
予防策4:長期不使用時の水抜き
1週間以上使わないときは、給水ホースと排水ホースの水を抜いてください。
特に冬場、水が凍結すると、ホースや給水弁が破損します。
旅行前、帰省前の習慣にしてください。
手順:
- 水栓を閉じる
- 電源を入れ、「脱水」を選択してスタート
- 30秒後に電源を切る
- 給水ホースをはずし、残水を排出
予防策5:ふろ水用フィルターの清掃
ふろ水を利用する方限定ですが、これが意外と盲点。
フィルターが目詰まりすると、ふろ水ポンプに過負荷がかかって故障します。
月1回、フィルターを分解して、歯ブラシで掃除してください。
寿命のサインと買い替え時の判断基準
設計上の標準使用期間は7年
本体に記載されている「設計上の標準使用期間:7年」。
これは、標準的な使用条件(1日1.5回、年間548回)での目安です。
でも、適切にメンテナンスすれば、10年以上使えることも珍しくありません。
実際、私の知人は12年使っている方もいます。
こんな症状が出たら「寿命」のサイン
症状1:異音が増えた
「ゴトゴト」「ガタガタ」という金属音が大きくなってきたら、軸受けやモーターの摩耗を疑います。修理代は2~3万円。洗濯機本体が4~5万円で買えることを考えると、買い替え時です。
症状2:脱水時の振動が異常に大きい
床が揺れるほどの振動。洗濯物の片寄りでもなく、水平設置も問題ないのに振動が収まらない。これは内部バランスの崩れです。修理より買い替えをおすすめします。
症状3:何度も同じエラーが出る
E7、E9などのエラー表示が頻発する場合、制御基板の故障の可能性が高い。基板交換は2万円以上かかります。
症状4:水漏れ箇所が不明
ホースでもなく、排水口でもなく、本体底部から水が漏れている。これは洗濯槽の亀裂や、内部パッキンの劣化です。修理は高額(3~5万円)になるため、買い替えの方が賢明です。
修理か買い替えか、判断の基準
使用年数5年未満: 基本的に修理。修理代が2万円以内なら、間違いなく修理の方がお得です。
使用年数5~7年: 修理代次第。1万円以内なら修理、2万円以上なら買い替えを検討。ただし、他にも不具合が出始めていたら、買い替えのサインです。
使用年数8年以上: 買い替えをおすすめします。理由は、補修用部品の保有期間が製造終了後6年だから。8年目以降は部品が入手できず、修理不可能になるリスクが高まります。
部品保有期間という現実
東芝の補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後6年間です。
AW-7GM4 の製造が終了したと仮定して、その6年後には部品が手に入らなくなる。
つまり、製品発売から10年程度が、現実的な「修理可能期間」の限界です。
それ以降も使えますが、故障したら買い替えしかない。
この現実を知っておいてください。
結局、この洗濯機は「買い」なのか?
コストパフォーマンス分析
本体価格を約5万円、使用期間を7年と仮定します。
年間コスト:
- 本体償却費:約7,100円/年
- 電気代:約3,870円/年(1日1回使用)
- 水道代:約9,855円/年(水道水のみ使用)
- メンテナンス費:約1,500円/年(槽洗浄クリーナー代など)
合計:約22,325円/年 → 1日あたり約61円
ふろ水を活用すれば、水道代が約40%削減でき、1日あたり約54円になります。
コインランドリーは1回300~500円。
週2回使えば、月3,200~4,000円。年間で約38,400~48,000円。
つまり、自宅に洗濯機があるだけで、年間約2万円の節約になります。
壊れにくさの評価:5段階で「4」
電気部品が少なく、シンプルな構造。
ただし、機械式のふたロック機構は経年劣化のリスクあり。
完璧ではないものの、同価格帯では優秀な部類です。
手間の評価:5段階で「4.5」
糸くずフィルターの掃除だけが必須作業。他は月1回のメンテナンス。
かなり手間が少ない部類です。
総合評価:「長く使うつもりなら、買い」
7年で壊れると思わず、10年使うつもりで買う。
そして、月1回のメンテナンスを習慣化する。
これができる方には、AW-7GM4 は excellent な選択です。
逆に、
「メンテナンスは面倒」
「壊れたら買い替えればいい」
という考え方なら、
もっと高額でも全自動乾燥機能付きの「ほったらかしモデル」の方が合っているかもしれません。
あなたの選択が、地球を守る
最後に、少し大きな話を。
日本では年間約300万台の洗濯機が廃棄されています。
その多くは「まだ使えるのに、新しいものが欲しくなって」という理由。
でも、洗濯機1台を作るのに、大量の鉄、銅、プラスチックが使われます。
資源の無駄遣いであり、製造時のCO2排出も無視できません。
AW-7GM4 を10年使う。
それだけで、あなたは資源を守り、CO2排出を減らす、
地球にやさしい選択をしていることになります。
そして、節約したお金で、家族で美味しいものを食べに行く。
その方が、よほど幸せではないでしょうか。
以上
快適な生活のために、家電に愛を!
参考になったでしようか。
皆さんの役に立ったら、うれしくお思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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