今回は購入前に知っておきたいアイリスオーヤマ除湿機の「現実的な話」をします。
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家電製品の使い方や特徴を紹介している、谷口ちひろです。
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正直に言うと、除湿機選びで「故障しにくい」「手間がかからない」機種を探している方は多いと思います。でも、メーカーの宣伝やレビューだけでは分からない「本当のところ」はどうなのでしょうか?
技術的な観点から、率直に分析してみました。
電気部品の数で見る故障リスク
まず、故障の可能性を客観的に判断するために、各モデルの電気部品数を分析してみましょう。
DCE-120の電気部品構成
- メイン基板:1枚
- コンプレッサーモーター:1個
- ファンモーター:1個
- 各種センサー:温度センサー、湿度センサー、霜取りセンサー(3個)
- 操作パネル基板:1枚
- LED表示部品:多数
- 保護回路:複数
推定電気部品数:約20〜25個
IJCP-M120の電気部品構成(最もシンプル)
- メイン基板:1枚
- コンプレッサーモーター:1個
- ファンモーター:1個
- 各種センサー:温度センサー、湿度センサー(2個)
- 操作パネル基板:1枚
- LED表示部品:中程度
- 保護回路:複数
推定電気部品数:約18〜22個
故障リスクの評価
電気部品が多い=故障発生の可能性が高いという原則で考えると:
IJCP-M120 < DCE-120
ただし、実際の差はそれほど大きくありません。どのモデルも基本的な構成は同じだからです。
実際に故障しやすい部品はどこか?
1位:コンプレッサー(全モデル共通)
故障確率:中〜高
コンプレッサーは除湿機の心臓部。最も負荷がかかる部品で、故障の主要原因です。
典型的な故障パターン:
- 冷媒漏れ:修理費2〜3万円
- コンプレッサー本体故障:修理費3〜4万円
- 電気系統の故障:修理費1〜2万円
故障の前兆:
- 運転音が大きくなる
- 除湿能力の低下
- 頻繁な保護機能の作動
2位:ファンモーター
故障確率:中
風を送る部品。ベアリングの摩耗やモーター自体の劣化が主な原因。
修理費:1〜2万円
故障の前兆:
- 異音(キーキー、ガタガタ)
- 風量の低下
- 振動の増加
3位:電子基板
故障確率:中
湿気や温度変化、電圧変動に敏感。特に梅雨時期の使用で負荷が高まります。
修理費:1.5〜2.5万円
故障の前兆:
- 表示の異常
- ボタン操作の不具合
- エラーコードの頻発
4位:各種センサー
故障確率:低〜中
温度センサー、湿度センサーは比較的故障しにくいですが、汚れや経年劣化で精度が落ちます。
修理費:5,000円〜1万円
メンテナンス性の比較
フィルター交換の手間
DCE-120:
- HEPAフィルター:DCE-120HF(約3,000円)
- 活性炭フィルター:DCE-120TF(約2,000円)
- 交換作業:やや複雑(2種類のフィルター)
IJCP-M120:
- HEPAフィルター:IJCP-M120-HF(約3,000円)
- 交換作業:最もシンプル
メンテナンス性ランキング:IJCP-M120 > DCE-120
水タンクの管理
容量と取り扱い:
- DCE-120:約4L(取り出しやすさ:普通)
- IJCP-M120:約4L(取り出しやすさ:良い)
大容量の方が水捨て頻度は少なくなりますが、重量も増えます。
掃除のしやすさ
IJCP-M120が最も掃除しやすい理由:
- 構造がシンプル
- 部品の取り外しが簡単
- 操作パネルがシンプルで拭き取りやすい
長期使用時の現実的なコスト
5年間使用した場合の想定コスト
DCE-120(1日6時間使用、年間120日稼働):
- 電気代:年間約14,400円(295W×6h×120日×27円/kWh÷1000)
- フィルター代:年間約5,000円
- 5年間総コスト:約97,000円
IJCP-M120(同条件):
- 電気代:年間約13,370円(275W×6h×120日×27円/kWh÷1000)
- フィルター代:年間約3,000円
- 5年間総コスト:約81,850円
修理が必要になった場合
修理vs買い替えの判断基準:
- 購入から3年未満:修理を検討
- 3〜5年:修理費が2万円超なら買い替えを検討
- 5年以上:基本的に買い替えがお得
各モデルの「手間度」を正直に評価
DCE-120
手間度:★★★☆☆(普通)
面倒なポイント:
- 活性炭フィルターとHEPAフィルターの2種類管理
- イオン機能のON/OFF管理
- やや複雑な操作パネル
楽なポイント:
- フィルター交換ランプでタイミングが分かる
- 自動霜取り機能
IJCP-M120
手間度:★★☆☆☆(比較的楽)
面倒なポイント:
- フィルター交換ランプなし(時期の判断が必要)
- 内部乾燥機能の手動実行
楽なポイント:
- シンプルな構造で掃除が楽
- 操作が直感的
- 比較的軽量(14kg)
購入前に知っておきたい「落とし穴」
設置場所の制約
すべてのモデルに共通:
- 壁から30cm以上離す必要
- 直射日光・暖房器具の近くはNG
- 意外に場所を取る
実際の設置面積:
- DCE-120:約1.2㎡必要
- IJCP-M120:約1.1㎡必要
運転音の問題
実際の騒音レベル:
- 最大運転時:約50〜55dB(普通の会話程度)
- 深夜使用では近隣への配慮が必要
- 寝室での使用は人によって気になるレベル
電気代の現実
梅雨時期の集中使用(1日10時間×60日):
- DCE-120:約4,800円
- IJCP-M120:約4,500円
思っているより電気代はかかります。
結論:どのモデルが「買い」か?
故障リスクの少なさ重視なら
IJCP-M120 シンプル構造で部品点数が少なく、最も故障リスクが低い
コストパフォーマンス重視なら
DCE-120 電気代が最も安く、長期的な総コストが最低
全体的なバランス重視なら
IJCP-M120 故障リスク、手間、コストのバランスが最も良い
最後に:現実的なアドバイス
除湿機は「壊れることがある家電」です。どのモデルを選んでも:
- 5年以内に何らかの不具合が起きる可能性は30〜40%
- メンテナンスを怠ると寿命は大幅に短縮
- 修理費は意外に高額
それでも、湿気対策としては非常に有効な家電です。故障リスクを理解した上で、あなたのライフスタイルに最も合うモデルを選んでください。
以上
快適な生活のために、家電に愛を!
参考になったでしようか。
皆さんの役に立ったら、うれしくお思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。




